2重の住宅ローン問題
前回に引き続き、震災関連の話題です。
東日本大震災の地震と津波によって家を破壊された人たちに、新たな問題が発生しています。
それが、2重の住宅ローン問題です。
火災保険には加入していたものの、地震保険には加入していなかった人が大勢います。
また、地震保険も損害額の最大50%までしか補償してくれないために、失った住宅をそのまま再興させることが出来ません。
その結果、前の住宅のローン債務を残したまま、これから暮らしていく住宅の確保をしなければならないという問題が発生しています。
火災で自宅を失った場合は、その実損金額の補償を受けて再建できるのに、今回は地震災害だったためにこのようなことが起こっています。
前の住宅ローンは支払いながら、新しく立て直す家のローンまでかかってしまう。
これが2重ローン問題です。
テレビで弁護士さんが言っていました
「日本人は律儀だから、借りたお金は仕方ないと思って泣く泣く払い続けてしまう」
と。
そうではなく、一旦引き落とし口座の残高をゼロにして、引き落としをストップするのが大切だそうです。
その上で、現状を踏まえて金融機関と対応を協議する、ということが可能なんですが、
それを知らずに人知れず苦しんでいる人がたくさんいるとのこと。
政府が救済案を考えるという話もありますが、いつどのようになるか分からない以上、自分で自分の身を守るしかないでしょう。
こういった住宅ローン問題の相談を受け付けるボランティアの弁護士グループも被災地に入っているようです。